断熱塗料で結露対策は有効か?
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投稿日:2021年12月24日 投稿者:外渉課
カテゴリー:雑記
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断熱・遮熱塗料として効果を発揮するLOHAS COAT。
基本的な用途としては、
・住宅の屋根、外壁
・工場や倉庫の屋根、外壁
に使用されることがほとんどです。
その効果としては、
・断熱対策
・遮熱対策
・熱中症対策
・省エネ対策
・遮音対策
・クラック対策
などが主に挙げられます。
そのほかの用途として、
「結露対策」もあります。
結露対策~壁
壁面の結露はほとんどが見えないので肉眼では確認することは
不可能に近いですが、場合により結露します。
特にコンクリートが躯体になっている場合は
断熱材の性能によっては結露を起こしやすいです。
結露を放っておくと
カビが発生し、黒カビとなってしまったり
カビの発生からダニを増加させてしまうことにもつながります。
室内の内壁が主に結露を起こしやすいのですが
この結露はその湿度における温度差が生じた際に起こるため
温度差が少なければ、結露は生じにくいことになります。
そのため、断熱性能のあるLOHAS COATが有効ということになります。
外壁は通気層がある場合が多いので、
外壁での結露は起きにくいところではありますが
結露によって汚れや腐食が発生することもあるので
注意が必要です。
結露対策~配管
もう一つ、結露対策で有効なのは配管です。
意外な箇所かもしれません。
主に業者向けと捉えられますが
熱を持つような配管に断熱塗料を施すことがあります。
温度差が激しくなるので
結露を少しでも防ぎ、周囲への影響を押さえる目的があります。
配管には保温材を巻くケースも多いですが
環境や設備により巻くことができないケースもあります。
その際に薄く仕上げられる塗料が使用されるケースがあります。
また、塗料が水を吸わない(吸いにくい)という利点を活かして
施工することもあります。
また、配管で運ばれる際に配管で熱の影響を受けやすいと
運ぶ気体や液体の温度に影響があり
熱のロスにつながることもあります。
暖かく通したいものはなるべく暖かく、
冷たく通したいものはなるべく冷たく、
ということです。
LOHAS COATで結露を完全に防ぐわけではなく、
発生を抑えるという役割になりますが
こういった所でも断熱塗料の役目があります。
※結露の状態を100→0にすることはできませんが
100→70にするなどの効果が期待できるという意味合いになります。
また、配管を通る際の音の軽減にも効果があります。
ちょっと業者向けの内容ですが
住宅であっても、こんな箇所で結露を防ぎたい!
なんてこともあるのではないでしょうか?
断熱塗料は様々な箇所で使用されています。
こんなところに効果ある?など
お気軽にお問い合わせくださいませ。
建材事業部 外商課 フセヒロシ
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