LOHAS COAT blog 「断熱塗料について②」

断熱塗料について②

  • 投稿日:2015年02月23日 投稿者:建材事業部
    カテゴリー:雑記
  • こんばんは。開発課の石川です。

    以前断熱塗料について少し話をさせていただきましたが、
    今回も断熱塗料についてもう少し考えてみたいと思います。

    断熱を建築上で考えると、熱伝導を主として計画されます。熱伝導率の低い素材を一定以上に厚みを持った状態で、断熱したい空間に用いることで空間内の断熱性を高めるというのが、建築では一般的だと思います。

    ここで用いられる熱伝導率の低い素材がいわゆる断熱材です。

    弊社ではセルロースファイバーという断熱材も扱っておりますので、ご興味のある方はこちらもご覧ください。↓↓↓

    http://em-cell.jp/

    熱伝導率の低さとその材料の厚さ、この二つが十分にある時にはじめて断熱材としての効果が発揮できます。

    断熱材が50㎜、100㎜という厚さで使用されるのに対し、塗料の場合は厚くても1㎜程度です。このため、塗料に断熱を期待することは、難しいと思われがちです。

    確かに、1mmも満たない塗料に断熱性能があるといわれてもちょっと、信じられないかもしれません(汗)

    ロハスコートの断熱性能については↓↓↓

    https://lohascoat.jp/point/merit-1.html#1

    ここで、熱の伝わり方について、改めて考えてましょう。熱の伝わり方には、

    伝導、対流、輻射(または放射)

    の3種あります。

    外壁や屋根の塗料が直接影響を受ける太陽光の熱の伝わり方は輻射になります。
    太陽光に照らされた建物の温度は上昇し、少し時間をかけて断熱材の温度も上昇させます。

    いったん温度の上昇した断熱材は、日が沈む頃になると蓄熱材の働きをはじめます。
    建物の中の断熱材に熱が蓄えられた状態となり、夜になっても室内は暑いままという現象がしばしばみられます。

    この太陽輻射に対する対策として、遮熱塗料といったものが開発され、ある程度の効果を発揮するようになりました。

    しかし、遮熱塗料は冬季には太陽光を反射してしまうため、折角の熱を蓄えられなくなるというデメリットもあります。

    そこで、断熱塗料の登場です。夏季は遮熱性能を補強し、太陽輻射に対する効果をより大きくし、冬季には逆効果の側面もある遮熱性能を補い、逆効果にならないように働く性質を持ちます。

    いいとこどりのハイブリット塗料が断熱塗料「ロハスコート」になります!