# ロハスコートの施工に関するご質問

塗れない下地はありますか?
屋根材ですと和瓦が相当します。コンクリート系の瓦ですと塗布可能です。
アルミ、樹脂系のものも塗布不可となっています。
ロハスコートの優れた特徴のひとつとして、基本的には下地を選ばずに強い付着力を発揮するということがあげられます。液体を吸い込む性質のある下地(モルタル、コンクリート、スレート、窯業系下地等)では、ロハスコートBWの塗布が必要になり、吸い込まない下地(鉄板等)では必要はないという違いはあります。
ただし、フッ素系塗料が比較的新しく塗装された面では、十分な付着性能は期待できないので、表面を荒らすなどの処置が必要です。シリコン系塗料についてもほぼ同様です。その他では、FRP(繊維強化プラスチック)下地などについても注意が必要です。
また、可塑剤の影響は受けます。
  • 可塑剤…主に、ポリ塩化ビニル(PVC)を中心としたプラスチックを軟らかく加工するために用いられる。そのほとんどが酸とアルコールから合成される化合物。
サイディングと酷似している建材で、押し出し成型セメントがあります。これは、コンクリートの打ち放しになっているものが多いのですが、水性シーラーだと弾いてしまうため、溶剤系のプライマーを下塗り材としてご使用ください。
撥水剤、吸水防止剤、止水剤が塗布されているRC面にロハスコートBWは密着しますか?
材料の素材にもよりますが、基本的には主剤のみで密着すると考えられます。
ただし、シリコン系の場合は密着が不十分となる場合も考えられますので、素材によってはロハスコートBWの使用(あるいは、表面のサンディングまたは他メーカーのプライマー塗布など)の措置が必要な場合も考えられます。そのため、事前の試験塗りをおすすめします。
吸水防止剤の場合は、ロハスコート主剤の直塗りで問題ありません。
フッ素やシリコン樹脂塗料の塗装面は、何年後ならば確実に密着しますか?
建物の状況や環境にもよりますが、目安的には、おおむね二年程度ではないかと考えています。
ロハスコートBW以外の推奨シーラーはありますか?
フッ素塗料に対してはロハスコートBWは有効ですが、他社のものでも使えるプライマーはあります。
例えば、染めQテクノロジィ(旧:テロソンコーポレーション)様のミッチャクロンAB・Xなどです。
同製品は、シリコン樹脂塗料にもFRP下地に対しても有効です。
防水材の上には塗れますか?
塗装可能な場合が多いですが、防水材の材質によると言えます。
第一に、ロハスコートは可塑剤の影響を受けます。ウレタン防水で施工が新しい場合、防水材の中の可塑剤の影響により、本来のところまでなかなか硬化せず、不安定な塗膜のままであるようなことが見られます。ウレタン防水でも古いものであれば問題とはなりません。
シート防水の場合はまず問題はなく、アスファルト防水では、表面に可塑剤や油分などが浮き出ないようなものであることが条件となります。
シーリングの上に塗って大丈夫ですか?
アクリル系、変成シリコン系であれば問題ありません。
ロハスコートは可塑剤の影響を受けますので、ポリサルファイド系には向きません。ウレタン系の場合は、ノンブリードタイプであればおおむね大丈夫な場合が多いですが、出来れば事前に試すことをお勧めします。シリコン系の場合は、シリコンシーリング材被塗装化プライマーの塗布が必要です。
  • ブリード…コーキングに含まれている成分が塗装を変質させ、汚れが生じること。
    ノンブリードとは、「ブリードしない」という意味
→サイディングのシーリング目地を塗りつぶす塗装の場合、可塑剤の移行を防止するプライマーは他社製品を使用すればよいですか? また、可塑剤移行による目地汚染は心配しなくてよいのでしょうか? もご参照ください。
サイディングのシーリング目地を塗りつぶす塗装の場合、可塑剤の移行を防止するプライマーは他社製品を使用すればよいですか? また、可塑剤移行による目地汚染は心配しなくてよいのでしょうか?
可塑剤の移行を防止するプライマーは、他社のものを使用していただくことになります。
日本ペイント様のブリードオフプライマーなどはベストな選択だと思います。
上記回答でアクリル系、変性シリコン系ならば問題ないと記載しておりますが、施工実績で問題として報告されておりません。可塑剤は混入されていると思われますが、表面に染み出してこないということだと考えられます。
変性でないシリコンやウレタンシーリングなどで、可塑剤移行が心配される場合は、先の可塑剤移行防止プライマーをお使いください。
→シーリングの上に塗って大丈夫ですか? もご参照ください。
錆止めの指定品は設定されていますか?
エポキシ樹脂系を推奨しております。
ただ、現在までの実績や試験においては、エポキシ以外でも相性の悪い錆止めがあったという報告はなく、特に指定品の設定はしておりません。
ALCへの塗装は問題ないですか?
ロハスコートはALCに対しても面全体に強い強度で付着します。
しかも伸縮性に優れ、その性質はいつまでも持続します。縮み等もおこらないのでALCの表面を引っ張ることもありません。むしろ、ALCの表面をある程度保護します。

屋上防水の上にも塗装できるとのことですが、歩行は可能ですか?
ある程度の歩行は可能(軽歩行程度)です。
塗膜の耐摩耗性については強靭とまでは言えませんが、下地に対する付着力が非常に強く、仮に傷がついてもそこから剥がれやすくなるなどの心配はありません。
※土足で頻繁に屋上に上がる場合はお勧めしておりません。
タッチアップはうまく出来ますか?
ロハスコート主剤はタッチアップのし易い塗料とは言いがたい面があります。さらにクリアのトップコートをかけた場合は特にタッチアップの後が目立ちやすくなる傾向が見られています。
タッチアップの必要性があらかじめ見込まれる場合は、色付きのトップコートによる仕上げをお勧めします。
タッチアップ部分も色付きのトップコートでの仕上げをすれば、タッチアップ跡はきれいな仕上がりとなります。
狭い部分はローラー塗装する前に刷毛でダメ込み(隅切り)塗装をしますが、塗装の重ね部分が目立つことはないですか?
ローラー塗りと刷毛塗りでは、仕上がり感の違いはある程度生じてしまいます。
ただし、違和感については特に感じられることはないといえます。基本的な性質が、仕上がりについて細部まで平滑な美しさを求める塗料ではないということをご理解いただけていることがあると思います。
金属系の屋根は下処理がいらないと聞きましたが…?
基本的にはシーラーやプライマーはいりませんが、ケレンや錆止めは必要です。
錆止めは、水性・弱溶剤系のものをご使用ください。
→錆止めの指定品は設定されていますか? もご参照ください。
吹き付け作業に適するエアレス機はありますか?
ロハスコートは高粘度塗料の為、使用するエアレス機は高粘度対応の機器で行ってください。
また、使用するチップは口径0.38mm~0.58mmのものを推奨します。

推奨エアレス機器

  • ピストン式(電動)
    日本ワグナースプレーテック PS-34
  • 高粘度対応(電動)
    精和産業 スーパー70E
ステンレス板に塗布は可能でしょうか?
ステンレス板への塗布は可能です。
北海道での施工を希望しています。
冬期間、屋根の雪は風により吹き飛ぶ(流れ落ちる)仕組みになっていますが、この仕組みに悪影響があると考えられますか?
ロハスコート(主剤)には断熱性があり、室内で発生させた熱を保温して暖かく保つ効果があります。
そのため外部に熱を放出しにくくなるため、屋根の上の雪が通常に比べ溶けにくくなります。
雪下ろしが必要な地域ではロハスコートはお勧めしておりません。
ロハスコートで屋根(コロニアル/カラーベスト)を塗り替える際、縁切り(※)はどのようにしたらいいですか?
ロハスコートは、その断熱機能上、粘着性の高い塗料ですので、屋根に塗られる際は、縁切りに特別の配慮が必要になります。
できるだけスペーサー部材を屋根材の隙間に差し込んで、なおかつ縁切り作業も入念に行うようにしてください。
スペーサーは、02タイプ(2mm)と03タイプ(3mm)ありますが、より高さのある03タイプをお奨めします。
また、ローラーで塗布する時は、屋根材の重なった縦方向ではなく、部材の重なった段差のない横方向にローラーを転がして、できるだけ屋根材の隙間が埋まらないよう工夫していただければと思います。

※縁切りとは…
屋根材表面には、通常、雨水排出や通気性の確保を目的とした溝がついています。
屋根材に塗装する際、塗料で部材の重なり部分の隙間を塞いでしまうと侵入してきた雨水が排出されなくなり、屋根下地の腐朽や雨漏りの原因になってしまう事があります。
そのために、塗装工事完了後に、塞いでしまった隙間をカッター等で取り除く作業を『縁切り』と言います。
LOHAS COATの下地とトップコートの標準塗布量に100m²/1缶~200m²/1缶とありますが、メーカー推奨は何m²ですか?
下地の場合、下地の色を隠ぺいしたい場合は100m²/1缶をお勧めします。
塗りやすさを優先する場合は200m²/1缶になります。
クリアトップコートは150m²/1缶をおすすめしております。
ビジネスビルを住宅マンションにリフォームをしたいが、断熱材が入っていないので断熱塗料を使えないですか?
断熱の事を考えると、断熱材をしっかりと使用する事がベストですし、可能であれば、断熱材による施工と断熱塗料の両方を施工するのが望ましいと思いますが、費用対効果を考えると、断熱塗料のみの使用でもかなり効果がありお勧めしております。
塗り替えはもう一度、いちからロハスコートを塗装しなければなりませんか?
ロハスコートは厚い塗膜(塗料の膜)が一つの特徴ですので、2回目以降の塗り替え時にはあらかじめ塗膜に厚みがある為、薄く塗装するだけ済みます。
長寿命で塗り替えのサイクルも長くでき、遮熱断熱効果で光熱費も削減できるので、一般塗料と比べるとトータルコストでお得な塗料となります。
→ロハスコートを塗り替える場合はどうすればいいですか? もご参照ください。
屋根塗装の縁切り処理は、どのタイミングで行えば良いですか?
トップコートが乾いてから、カッターまたはヘラにて念入りに縁切り処理を行ってください。
主剤のみの場合は、主剤が乾いてからとなります。
RCの内装にロハスコートの施工は可能ですか?
内装への施工は可能です。但し、コンクリートなどは吸い込みが激しいので、下地処理をしっかりと行ってください。
基本的には、ロハスコートBW⇒ロハスコートで問題ありませんが、下地の状況によっては微弾性フィラーの下地をご使用いただいた方が良い場合もございます。
ロハスコートは棒などで攪拌できますか?
業務用の塗料になりますので攪拌機で十分に撹拌をする事をお願いしています。
棒などで撹拌しても十分に混ざらない可能性があります。
ヒートカットパウダーと混ぜて使用できますか?
塗料の伸縮性を阻害する恐れがありますのでお勧めしておりません。
EPS断熱材の上から、直接ロハスコートは塗れますか?
EPS断熱材の上へ直接塗ることは出来ません。
外壁材の上から塗装いただくことををお勧めいたします。
ジョリパッドの上からロハスコートは塗装できますか?
塗装可能です。

塗装工程は

下地調整剤(ロハスコートBW) ⇒ 主剤(ロハスコート) ⇒ トップコート(ロハスコートTS)

の順での塗装になります。
タイルの上からロハスコートは塗装できますか?
タイルの種類によって異なります。
  1. 釉薬の施してあるタイル
    釉薬の施してあるタイルは吸水性が少なく、表面の接着力が足りないのですが、ミッチャクロン(染めQテクノロジィ)などの釉薬タイルに対応できるような下地調整材を塗布すれば施工可能です。
    ただ、釉薬タイルへの施工はメーカー推奨ではありませんので、保証外となります。
  2. 素地仕上げのタイル
    素地仕上げのタイルは、吸水性のある下地と同様の施工手順で施工可能です。
    下地調整材ロハスコートBWから塗装してください。