LOHAS COAT blog 「断熱と遮熱の違いとは?」

断熱と遮熱の違いとは?

  • 暑い時期もまもなくとなり、夏がやってこようとしています。

    特に夏において熱対策として考えたいのは

    「断熱」と「遮熱」です。

     

    断熱と遮熱について改めてみていきましょう。

     

    断熱

    なぜ断熱をするのか?

    それは快適に過ごしたいからです。

     

    日本の夏の夜は熱帯夜が多くなり、

    空調なしでは過ごせないほど暑くなっています。

    1920年から2016年までの8月の最低気温の平均値を

    調べてみると、下記のようなことがわかるデータがあるようです。

    ①平均気温が23℃未満・・・1950年代まで

    ②平均気温が23℃以上25℃未満・・・1960年代~1980年代まで

    ③平均気温が25℃以上・・・1990年代から2016年まで

    ※おおよその区分となります

    熱帯夜が徐々に増えていっていることがわかります。

     

    こうしたことからも断熱の制度まで定められていき

    現状のような「断熱」が求められています。

     

    断熱とは熱の伝わりにくさです。

    熱の伝わりを遅くするものであり

    各社いかに熱を伝わりにくくするかにしのぎを削っているわけです。

     

    熱の伝わり方には

    伝導・対流・ふく射があります。

    体感温度はイコール気温ではなく、

    気温と、周囲の壁や床あるいは天井によるふく射の両方が影響して

    体感温度が決まるとされています。

    ある室内において

    室温は同じでも、表面温度が低い方が暑さを感じにくいのです。

     

    ということでいかに熱伝導を防ぎ、

    表面温度を下げるかが断熱では重要となってきます。

     

    いくらエアコンで室温を下げても

    床壁天井の表面温度が高ければ輻射熱によって

    暑さを感じてしまうのです。

     

     

     

    遮熱

    遮熱は断熱と考え方がそもそも異なります。

    熱伝導を防ぐということではなく、

    熱を反射するという考え方です。

    反射させないと意味がないので

    艶や光沢といったものが利用されます。

    アルミ箔を使用することも多く、いかに反射性能に優れているかで

    遮熱の性能が左右されます。

     

    一般的に最外部の外皮(屋根・外壁)に反射が求められるため

    遮熱塗料が重視されるのはそういったことからとなります。

     

     

    断熱と遮熱の違いはお分かりいただけたでしょうか。

     

     

     

     

    LOHAS COATにおける断熱と遮熱

    他に類を見ない中空ビーズ配合率60%を実現し、すき間なく均一に混入されている中空ビーズが、大きな断熱効果を発揮します。
     
    拡大断面図(塗膜厚:0.4mm)
     
     
     
     
     
     
     
     
    ロハスコートは、優れた太陽熱の高反射性能をもっています。

    塗厚膜 白地上の塗膜 黒地上の塗膜
    0.6mm 90.6% 87.1%
    0.9mm 91.9% 90.6%

    遮熱トップと主剤(断熱性能)を組み合わせることにより

    遮断熱の機能を持ったハイブリッド塗料となっています。

     

    気になった方はこちらから

    # ロハスコートシリーズ製品一覧

    # 商品選定のポイント Select Guide

     

     

    建材事業部 フセヒロシ