外壁塗装の施工概要
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投稿日:2016年11月19日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:雑記
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こんにちは。
外渉課のフセヒロシです。
木々が色づいたかと思ったらもう散り始めていますね。
今年は秋が短いなと感じています。
さて、秋と言えば外壁塗装です。
秋に外壁塗装する方が多いのは「窓を閉め切ったまま生活できる」ということも
大いに影響しているようです。
外壁塗装は足場を組んで、養生をして、外壁塗装して・・・と
工程がいくつかあり、お住まいの方のストレスも多分にあります。
ここで簡単に外壁塗装の工程をご紹介します。
①足場仮設
職人さんが安全に作業するため、しっかり外壁塗装するためにも必要です。
足場代がかかるのはもったいないとお考えの方も多いのですが
不安定な足場を組んでも仕上がりが良くないですし、職人さんが事故を起こしてしまったら
外壁塗装どころではなくなってしまいます。
ちゃんとした足場を組みましょう。
②養生
飛散防止ネット(ビニールシート・メッシュシート)などの設置や塗料がかかってしまってしまいそうな箇所に
念入りに養生します。
お車やエアコンの室外機もちゃんと養生しておきましょう。
③高圧洗浄 → 乾燥
ほこり・藻・カビなどの除去を行います。
これをやらないと汚れた面はそのままで塗装でごまかすことになります。
ここでは旧塗膜をしっかり剥がすことも重要になります。
しっかり高圧洗浄したら、よく乾燥させてください。
乾燥が甘いと次の工程での下塗りで施工不良となることも有ります。
④下地調整・下地補修
下地面のひび割れ部や欠損部を埋めます。
錆の研磨もしておきます。
ここでしっかり下地補修をしておかないと塗装を行った際に
後から不具合が出る可能性が高くなります。
日本の建物は揺れるようにできていますがその分
クラックも出やすい(ほぼ出ます)ので塗装屋さんだけにとどまらずしっかり補修してくれる
業者様を探されるのが良いです。
クラックが出てしまったら再度外壁塗装しなければなりませんし、
あとから部分補修では仕上がりや適度な塗膜になりにくく不具合を連続して起こしやすくなります。
ただ、厚く塗ればよいというわけでもないんです。
⑤下塗り
既存の塗膜と新しい塗膜をつなぐ最初の工程です。
「シーラー」を使用していったん旧塗膜面との縁を切ります。
鉄部の場合は「錆止め塗料」を塗装します。
ロハスコートの場合は下地調整剤:ロハスコートBW
⑥中塗り
下塗りの上に塗装し、上塗りの美観を高めるための工程です。
ロハスコートの場合は主剤:ロハスコート
※最低2回
⑦上塗り
中塗りの上に塗る最後の仕上げです。
美観を長持ちさせるためと塗料本来の用途に直接係る工程です。
ロハスコートの場合はトップコート:ロハスコートTS(クリア・遮熱トップ)
※ロハスコートは必ずトップコートで仕上げてください
太陽熱を反射する機能だけでなく、汚れを付きにくくする効果もあります。
⑧軒・破風・霧除け等塗装
外壁・屋根等以外の木部や鉄部、塩ビ部なども塗装しましょう。
⑨養生撤去・足場解体
仕上がりをチェックしながら撤去・解体作業に入ります。
目視できない箇所は職人さんに写真を撮ってもらったり
足場のあるうちに補修してもらい万全な状況で引き渡ししてもらえるようにします。
⑩引き渡し
簡単ではありますが、ポイントをまとめてみました。
仕上げも大事ですが、何より下地調整がキモです。
価格だけで決めるのではなく、しっかり工程とその意味しているものを理解し
塗料の特性とお家の相性なども鑑みて決めることが重要です。
遮熱・断熱・伸縮性とここまで機能にすぐれた塗料はロハスコート以外に見当たりません。
職人さんにとっても難しい塗料ではありませんので
ちゃんと時間をかけて、しっかり塗装してもらいましょう。
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