断熱とは熱を通しにくいことが重要
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投稿日:2019年08月31日 投稿者:外渉課
カテゴリー:ロハスコートシリーズ | 施工事例
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ロハスコートの最大の特長である
【断熱】効果は“熱を断つ”と書く通り
熱を通しにくくすることが非常に重要になります。
「熱」は熱さ・冷たさどちらも通さないことが必要で
夏だけでなく、冬にも断熱性能は重要になってきます。
ロハスコートは断熱の外壁・屋根の塗料なので
外壁・屋根そのものの温度の変化を問われることがあります。
サーモグラフィなどで温度変化を見ていくのはわかりやすい例です。
ロハスコートももちろんサーモグラフィによる温度変化を実証しています。
屋根の温度変化(外部)
体育館の屋根工事におけるロハスコート施工箇所との
温度変化について実例を紹介します。
ロハスコートを折板屋根に施工し
外部から温度測定してその違いを表しています。
屋根への直接塗布になるので、温度変化が顕著に出ています。
施工部分は40.8℃なのに対して
未施工部分は91.1℃と
その差はなんと50.3℃です!
外部での効果は非常にわかりやすく、熱を溜めこまない
性質を持つことが理解いただけると思います。
屋根の温度変化(内部)
さて、次に屋根の内側(裏側)、つまり屋内側の
温度についてみていきましょう。
屋内側は実際にロハスコートを塗布しているわけではないので
屋外側のロハスコートがいかに断熱しているかを
実証することができます。
屋内側の見た目は全く同じです。(何も塗布していません)
施工部分は43.3℃なのに対して
未施工部分は50.4℃と
その差は7.1℃となっています。
屋外側の屋根の表面の温度の差までは数値上出ませんが
熱はロハスコートが塗布されていることによって
通りにくいことがわかります。
「屋根の表面では50℃の差があるのに内部では7℃しか差が出ないの?」
と思わるかもしれませんが
ロハスコートの塗膜は断熱材などと違い
わずか0.3~0.4mmです。
0.3~0.4mmの厚みが内部で7℃の差を生み出すのは驚異的です。
壁面内の断熱材は壁厚ほどあり100mm前後あるので
大きな変化を生むのは理解しやすいですが
ロハスコートはたった0.3~0.4mmでも屋内側で7℃も
温度を下げることが可能なのです。
例えば、室温が28℃だとします。
夏場のエアコンの温度設定は28℃で推奨されることが
多いので、この場合暑いというほどではなく
過ごせる暑さといって間違いはないと思います。
これが7℃暑いとどうなるか?
28℃から7℃暑くなると、35℃ですね。
どうでしょう、35℃は猛暑ですよね。
外部での7℃ではなく、内部での7℃の違いは
非常に大きな効果の差であることを理解していただけると思います。
今回は折板屋根なので熱が通しやすく
温度差が非常にわかりやすかったですが
一般住宅の場合、断熱材との併用が基本となるので
もっと熱を通しにくくなることが予想されます。
断熱材などが使用しにくい工場や倉庫などは
このロハスコートの性能がそのまま活かされやすい環境となり
温度変化が実感しやすいとも言えます。
断熱は外部からしっかり実施し
内部の環境をよりよいものにして快適な空間を作りましょう。
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建材事業部 外渉課 フセヒロシ
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