断熱性能は「空気」の「層」がポイント!
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投稿日:2016年09月10日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:ロハスコートシリーズ
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こんにちは。
外渉課のフセヒロシです。
断熱性能が抜群のロハスコートですが、塗料の一体どの部分が
断熱性能を発揮しているか知っていますか!?
塗装自体は3~4回塗りで仕上げることが多いのですが(下塗り・中塗り・上塗り)
塗膜自体はロハスコートの場合0.3~0.4mmとなっています。
伸縮性と関連もあるので、薄く仕上げるのは性能をしっかり発揮できないのでお勧めできません。
また、厚みがありすぎてもちゃんとした性能は出せません。
この塗膜の厚みの中に秘密があります。
ロハスコートの塗料自体には空気の層を生む重要なポイントがあります。
それは、
【中空ビーズ】です。
中空ビーズって聞きなれない方も多いので図でわかりやすくお見せします。
このような塗料の中に存在している無数の空気泡のようなものです。
非常に細かいので肉眼では確認できませんが
塗料の中身はこのようになっています。
一つ一つは小さいのですが、効果は絶大です。
というのも、一つ一つの中空ビーズが空気の層を作り上げているので、
熱を通しにくいんですね。
空気は実はとても熱を通しにくいんです。
なぜ空気は熱を通しにくいのか。
一般的に何に伝わって熱を通すか?
それは分子です。
簡単に言うと空気(気体)の単位面積当たりの分子数が少ないから熱を通しにくいのです。
分子がぶつかることで分子同士が熱を奪ったり、伝えたりします。
この分子量が少なければ少ないほど、また動きが少なければ少ないほど
熱は伝わりにくくなります。
分子量の少ない空気を含う層を作ればそれが熱を伝わりにくくする=断熱層になってくれるわけですね。
ロハスコートは中空ビーズという無数の細かい空気の層を持っていますので
断熱性能が抜群なのです。
2重窓や内窓と言われるインナーサッシもやはりこの空気の層(もしくはガスの層)を
利用して断熱効果を生み出しています。
もっといえば真空状態にできれば断熱効果はさらにアップします。
0.4mmというとても薄い塗膜ですが
その中にはこんな秘密があるんですね。
もっとロハスコートを知りたい方は
「# ロハスコートに関するご質問」をご覧いただくと面白いですよ!