下塗りに微弾性フィラーを使用する際について
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投稿日:2017年01月26日 投稿者:建材事業部
カテゴリー:よくあるご質問 | ロハスコートシリーズ | 雑記
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こんにちは。
外渉課のフセヒロシです。
本日はよくある質問、もしくはこういう時はどうするの?
という方のためのご紹介です。
基本的には下塗りにロハスコートBW(シーラー)を使用するのですが
割れやすいモルタル下地の場合はよりクラックを塞ぐために
微弾性フィラーを使用することがあります。
(ロハスコートは伸縮性が高いのでヘアクラック程度はロハスコート自体で塞ぐことができます)
【微弾性フィラーとは】
英語ではフィラーとは「filler」と表記されます。
「fill」は「埋める」「詰める」「満たす」「いっぱいにする」・・・
などスペースに埋めるイメージですね。
クラックは大小様々ですがヘアクラックより大きいがシーリングで埋めるほどでもない・・・
というような場合は微弾性フィラーを使用することが多いようです。
「微弾性」なので弾性をわずかに持っているという意味です。
弾性とは、ある力が加わると元に戻ろうとする力があることを意味します。
モルタルは割れやすい=動きやすいという性質から、弾性を利用して
その動きに対応するように考えられています。
※クラックが大きい場合はシーリングで埋めるなど専門の業者さんが必要です。
シーラー(ロハスコートBW)は下地との接着を強固にし、
上塗りとの密着を強固なものとする“つなぎ”の役割があります。
一方、微弾性フィラーはつなぎの役割も果たしますが、下地のクラックを埋める
という意味合いが強いプライマーとなります。
フィラーは厚みがありますが、シーラーには厚みはありません。
弾性と言ってもゴムのように伸びるわけではないので
ロハスコートのような伸縮性はありません。
さて、微弾性フィラーを選ぶ際・使用する際の注意点をご紹介します。
■選ぶときの注意点
Point①:透湿性
ロハスコートが透湿性を持つことに起因しています。
ロハスコートの塗膜は水は通しませんが水蒸気は通します。
下塗り剤に透湿性を持たせないとロハスコートの透湿性が活かせないことになってしまいます。
透湿性があるフィラーを選びましょう。
Point②:密着性(接着力)
微弾性フィラーを使用する際はそれが持つ接着力にも要注意です。
ロハスコート自体はタイルボンド並みの接着力を持ちますが
下塗り剤にその接着力がないと剥がれてしまいます。
■使用する際の注意点
・シーラー+フィラーの場合も
新規のモルタルではいきなり下塗りに微弾性フィラーを使用せず
カチオン系のシーラーを使用してから微弾性フィラーを使用すると接着力が高まります。
【カチオン】正(+)の電荷を付与
塗装面(モルタル・コンクリ)は負(-)の電荷を帯びているのでカチオン系のシーラーで
正(+)の電荷で電気的な接着力を高めます。
もし使用される際は上記点にご留意願います。
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