LOHAS COAT blog 「FRP防水の上にロハスコートは塗れますか?」

FRP防水の上にロハスコートは塗れますか?

  • 防水処理の一つとして選ばれている「FRP防水」。

    FRPとは、

    Fiberglass

    Reinforced

    Plastics

    の頭文字で、「繊維強化プラスチック」と言われているものです。

    ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強されたプラスチックで

    優れた特性を持っており、例えば強度・耐水性・成型性が優れていることから、

    船舶、水槽、バスタブ、波板、自動車、屋根材等として広く利用されています。

     

    住宅でも使用されることがあり、例えばこんなところにも使用されています。

    ※バルコニーの床部分の防水に使用

     

    こうしたFRP防水も塗膜で防水機能を保っているので

    塗膜が劣化すれば割れたり、切れたりしてしまうことがあります。

    経年劣化はどうしても避けられないものです。

    こうした経年劣化したFRP防水の上に

    ロハスコートを塗布することができるか?

    という問合せがしばしばあります。

    ロハスコートはしっかりした塗膜厚があり、伸縮性も

    兼ね備えているので単体としての防水機能も

    持っているのではないか?と思われるようです。

     

    結論から申し上げると「防水材」として使用できる機能はありません。

    塗膜厚もあり、伸縮して破れにくく、水も通さないのですが

    単体で防水材として使用することは推奨しておりません。

     

    ただし、

    FRP防水の上にオーバーコーティング材として

    使用する分には問題ないレベルです。

    軽歩行程度(ある程度の歩行レベル)であれば

    使用できる、というところです。

    よって歩行の多いバルコニーへの使用は不可とお考え下さい。

     

    FRP防水への施工

    施工する際には既存のFRP防水との密着性(接着力)を高めるための

    下地材が必要になります。

    推奨しているのは「ミッチャクロン」というプライマーです。

    こちらを塗布することによって

    ロハスコートをコーティング材として使用することができます。

     

    軽く傷がつく程度であれば塗膜が切れることはなく

    コーティング材としての機能は保ちます。

    その場合、防水材の劣化をカバーするだけでなく、

    断熱・遮熱塗料としての機能をもちろん発揮しますので

    ロハスコートの効果は十分に発揮されることになります。

     

    防水機能についてはよくある質問にも記載がございます。

     

    防水材(機能)に断熱と遮熱の機能が加わると

    非常に強く機能的な塗膜になりますね!

     

    ロハスコートの主剤はこちらから

    ロハスコートのトップコートはこちらから

     

     

    建材事業部 外渉課 フセヒロシ